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Python開発環境の構築

Windowsでの環境構築

1. Pythonのインストール

  1. 公式サイトから最新のPythonインストーラーをダウンロードします。

  2. インストーラーを実行し、"Add Python to PATH" にチェックを入れてから「Install Now」をクリックします。

  3. インストール完了後、以下のコマンドを実行してインストールを確認します。

    python --version

2. 仮想環境の作成

  1. コマンドプロンプトまたはPowerShellを開き、プロジェクト用のディレクトリを作成します。

    mkdir my_project cd my_project
  2. 仮想環境を作成します。

    python -m venv venv
  3. 仮想環境を有効化します。

    venv\Scripts\activate
  4. 仮想環境が有効になった状態で、Pythonパッケージをインストールできます。

    pip install requests
  5. 仮想環境を終了するには、以下を実行します。

    deactivate

Linuxでの環境構築

1. Pythonのインストール

  1. まず、Pythonがインストールされているか確認します。

    python3 --version
  2. インストールされていない場合、以下のコマンドでインストールします。

    sudo apt update sudo apt install python3 python3-venv python3-pip

2. 仮想環境の作成

  1. プロジェクト用のディレクトリを作成します。

    mkdir my_project cd my_project
  2. 仮想環境を作成します。

    python3 -m venv venv
  3. 仮想環境を有効化します。

    source venv/bin/activate
  4. 仮想環境が有効になった状態で、Pythonパッケージをインストールできます。

    pip install requests
  5. 仮想環境を終了するには、以下を実行します。

    deactivate

pipの使い方

1. パッケージのインストール

特定のパッケージをインストールするには、以下のコマンドを使用します。

pip install パッケージ名

例: requestsライブラリをインストールする場合

pip install requests

2. パッケージのアップグレード

インストール済みのパッケージを最新バージョンにアップグレードするには、以下を実行します。

pip install --upgrade パッケージ名

例: requestsを最新バージョンにアップグレードする場合

pip install --upgrade requests

3. パッケージのアンインストール

不要になったパッケージを削除するには、以下のコマンドを実行します。

pip uninstall パッケージ名

例: requestsをアンインストールする場合

pip uninstall requests

4. インストール済みパッケージの一覧表示

現在インストールされているパッケージの一覧を確認するには、以下を実行します。

pip list

または詳細なバージョン情報とともに確認する場合

pip freeze

requirements.txt の使用方法

プロジェクトで使用するパッケージを管理するために、requirements.txt を活用できます。

1. requirements.txt の作成

現在の仮想環境内のパッケージを requirements.txt に書き出すには、以下を実行します。

pip freeze > requirements.txt

2. requirements.txt からパッケージをインストール

他の環境で同じパッケージをインストールするには、requirements.txt を利用して一括インストールできます。

pip install -r requirements.txt

この方法を使うと、プロジェクトの環境を簡単に再現できます。



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