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Pythonの関数とクラス

1. 関数

関数を使うと、特定の処理をまとめて再利用できます。

関数の定義と呼び出し

Pythonではdefを使って関数を定義できます。

def greet(name):
    print(f"こんにちは、{name}さん！")

greet("太郎")

この関数はnameを引数として受け取り、挨拶を表示します。

戻り値を持つ関数

関数はreturnを使って値を返すことができます。

def add(a, b):
    return a + b

result = add(3, 5)
print(result)  # 8

この関数は2つの数を受け取り、その和を返します。

デフォルト引数

引数にデフォルト値を設定することも可能です。

def greet(name="ゲスト"):
    print(f"こんにちは、{name}さん！")

greet()  # こんにちは、ゲストさん！
greet("花子")  # こんにちは、花子さん！

2. クラス

Pythonはオブジェクト指向プログラミングをサポートしており、クラスを使ってオブジェクトを定義できます。

クラスの定義とインスタンス化

class Person:
    def __init__(self, name, age):
        self.name = name
        self.age = age

    def introduce(self):
        print(f"私は{self.name}、{self.age}歳です。")

person1 = Person("花子", 25)
person1.introduce()

このコードでは、Personクラスを定義し、__init__メソッドで名前と年齢を設定しています。

メソッドの追加

クラスには独自のメソッドを追加できます。

class Dog:
    def __init__(self, name, breed):
        self.name = name
        self.breed = breed

    def bark(self):
        print(f"{self.name}（{self.breed}）がワンワンと吠えています！")

dog1 = Dog("ポチ", "柴犬")
dog1.bark()

クラスの継承

既存のクラスを拡張するために継承を使用できます。

class Student(Person):
    def __init__(self, name, age, grade):
        super().__init__(name, age)
        self.grade = grade

    def introduce(self):
        print(f"私は{self.name}、{self.age}歳の学生で、{self.grade}年生です。")

student1 = Student("太郎", 16, 2)
student1.introduce()

このコードでは、Personクラスを継承したStudentクラスを定義し、新たに学年情報を追加しました。

3. まとめ

defを使って関数を定義できる
関数は引数を受け取り、returnで値を返すことができる
クラスを使ってオブジェクト指向プログラミングが可能
__init__を使ってインスタンスの初期化ができる
クラスの継承を活用して機能を拡張できる

Pythonの関数とクラスを理解し、より効率的なプログラムを書けるようになりましょう！

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